細いことは美しい。見とれてしまうほど美しい、極細和文ゴシックフォント5つ

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細いことは美しい。見とれてしまうほど美しい、極細和文ゴシックフォント5つ

美しい極細和文ゴシックフォントを5つご紹介します。

パイナポー
ジャガアポー
シナモン

Adobe製品のお連れ『小塚ゴシック』

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『Photoshop』や『Illustrator』を使ったことがある人は一度は目にする『小塚ゴシック(こづかごしっく)』。Adobe製品に付属するため、よく使われるフォントでもあります。
このフォントは、後にご紹介する“モリサワ”の『新ゴ』を手がけたことで有名な“小塚昌彦”氏によって制作されました。

『小塚ゴシック』のウェイトは6つ用意されており、太い順に『H』『B』『M』『R』『L』『EL』となっています。今回は極細フォントを比較するため、一番細い『EL』を見てみます。

ジャガアポー
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ジャガアポー

『小塚ゴシック』は、細字体が用意されている珍しいウロコ付きフォントです。標準搭載フォントとして見ると、ウェイト構成も豊富で極細字体まで用意されているので使い勝手が良いフォントでしょう。ただ『EL』書体かつ小さいサイズのテキストは、セリフが見えなくなるので注意が必要です。

シナモン
パイナポー
シナモン

Macの美しさを引き立てる『ヒラギノ角ゴ』

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MacとWindowsの画面を見比べたとき「Macの画面は美しい」といわれる要因の1つとして、Macが『ヒラギノ角ゴ(ひらぎのかくご)』というフォントを標準搭載している点が挙げられます。

『ヒラギノ角ゴ』の値段は2万円以上します。Macは有償フォントを標準搭載しているため、『ヒラギノ角ゴ』を目的としてMacを購入する人も少なくはありません

ジャガアポー

『ヒラギノ角ゴ』のウェイトは9つ用意されており、太い順に『W9』『W8』『W7』『W6』『W5』『W4』『W3』『W2』『W1』となっています。今回は極細フォントを比較するため、一番細い『W1』を見てみます。

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ジャガアポー

さすが『ヒラギノ』といったところでしょうか。『ヒラギノ角ゴ』の字はとてもバランスが整っている形をしています。多くのウェイトで構成されている点を評価できる反面、最も細い書体である『W1』でさえさほど細くない印象があります。
読みやすく美しいフォントではありますが、細さを求めるのであれば他のフォントを使った方が良いかもしれません。ちなみに以前の当サイトのデザインでは、画像にこの『ヒラギノ角ゴ』を使っていました。

雑誌でよく見るフォント『ロダン』

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DTPデザイナーにはよく知られた、“フォントワークス”による『ロダン』。
DTP向けのフォントが少なかった時代に、それらをターゲットに作られた『ロダン』ですが、今現在でも雑誌でよく見かけるフォントです。

『ロダン』のウェイトは6つ用意されており、太い順に『UB』『EB』『B』『DB』『M』『L』となっています。今回は極細フォントを比較するため、一番細い『L』を見てみます。

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ジャガアポー

さすがDTP向けフォントといったところでしょう、視認性が非常に優れています。しかし一番細い『L』でも『ヒラギノ』の『W1』と同じか少し細い程度であるため、ただ単純に細いフォントを求めているのであれば『ロダン』は向きません

『ロダン』は特徴的な形をもつ日本語を多く含んでいます(画像では「ゆ」の字)。あまり細い書体だとそれらの特徴的な形をもつ字が潰れてしまうので、無ければ無いで納得できますね。

シナモン
ジャガアポー
シナモン

DTP定番のフォント『新ゴ』

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『小塚ゴシック』を手がけた“小塚昌彦”氏によって制作された“モリサワ”の『新ゴ(しんご)』。
『新ゴ』はDTP以外に、スマートフォンやテレビにも採用されているようです。

『新ゴ』のウェイトは8つ用意されており、太い順に『U』『H』『B』『DB』『M』『R』『L』『EL』となっています。今回は極細フォントを比較するため、一番細い『EL』を見てみます。

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ジャガアポー

『新ゴ』は『ヒラギノ角ゴ』と似たような構造をしていますが、『ヒラギノ角ゴ』は角張ったような形をしている反面、『新ゴ』は丸い形をしています。その点から、やわらかなイメージを与えたい時には『新ゴ』がよく使われます。

『新ゴ』の極細はかなり細いイメージがありましたが、こうして比較してみると『ヒラギノ角ゴ』や『ロダン』とあまり変わりませんでした。ちなみに当サイト内の画像では、この『新ゴ』を使っています。

Appleも採用している『AXIS Basic』

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Appleの公式ウェブサイトやパッケージに使われている“アクシス”による『AXIS Basic(あくしす べーしっく)』。
元々は同社のDTPデザイナー向け雑誌『AXIS』専用のフォントであるため、雑誌『AXIS』にはこの『AXIS Basic』がふんだんに使われています

『AXIS Basic』のウェイトは7つ用意されており、太い順に『H』『B』『M』『R』『L』『EL』『UL』となっています。今回は極細フォントを比較するため、一番細い『UL』を見てみます。

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ジャガアポー

あまり太い書体をもたないものの、先ほど挙げたフォントを圧倒するかのような超極細書体が用意されている『AXIS Basic』。

超極細書体でありながらも、ある程度の文字の小ささなら潰れないのが特徴です。また、DTP向けのフォントでもあるため、視認性が優れ、整った形をしています。
細い割りには使いやすいので、実用性と細さを求めるならば『AXIS Basic』一択でしょう。

ジャガアポー
あとがき
シナモン
ジャガアポー
シナモン
パイナポー
シナモン
ジャガアポー
パイナポー
ジャガアポー
パイナポー
ジャガアポー
シナモン
パイナポー
シナモン
パイナポー
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ジャガアポー
パイナポー
ジャガアポー
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コメント
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こむそう

綺麗なフォントばかりですね。

パソコンでは文字すらほとんど打ったことがないのにサークル楽団の紹介パンフレット製作を任されてしまいまして、先日イラストレーターを買いました
windowsの標準フォントに比べて小塚ゴシックの美しさに感動したのですが、それ以外にもほしいフォントがたくさん出てきてしまいました…

デザインデータのアナログ出力に関する記事、もしあったら期待してます!

ジャガアポー

 たかがフォント、されどフォント、ですからね〜。
フォントといえど数万円するものが多いので、果たしてその値段にあう満足度を得られるのか、がポイントになりますね。

こむそう

失敗しました、すみません

いろいろフリーフォントを探していたら、それなりに良いものを見つけたので。
ご存じかもしれませんが、「M+」のアウトラインフォントです

http://mplus-fonts.sourceforge.jp/mplus-outline-fonts/index.html

フリーフォントにしてはウェイトが充実して、品質も高いと思います
どうですかね?

ゲゲゲのゲスト

AdobeのMyriadProとかどうですか?

ジャガアポー

 『Myriad』は有名なフォントですね。
Apple製品のロゴに使われているフォントで、デザイン的にも美しいフォントです。
ただこの記事では“和文フォント”を紹介したかったので、“欧文”になる『Myriad』は紹介できませんでした><

ゲゲゲのゲスト

テヘッ;;

ジャガアポー

はわわわわ@@

ゲゲゲのゲスト

先輩、RSSをクリックすると、変なファイルがダウンロードされるんですー。><

ジャガアポー

 「RSSをクリックする」ということは、当サイトの右上にあるボタンをクリックしたってことですか?
環境にもよりますが、iPhoneやiPadなどのモバイル端末で開くとそのように動作してしまうかもしれません。

 WindowsやMacでは、規定のRSSリーダーアプリが起動して、当サイトを購読するか尋ねられるはずです。

ゲゲゲのゲスト

Windows使ってますけど、feedってゆうファイルがダウンロードされるだけなんです。
ちなみに、ブラウザはchromeです。

ジャガアポー

 なるほどなるほど…。
ちなみにRSSリーダーは何を使ってますか?

ゲゲゲのゲスト

Slick RSSってゆうchromeの拡張機能なんですが・・・・・
RSS用のURLが分かればいいんです!教えてください!

ジャガアポー

 なるほど、ブラウザ上の拡張機能ですね。
一部の拡張機能はクリックによる購読ができないのかもしれません。

 アイコンを右クリックして“リンク アドレスをコピー”を押すと、URLをコピーすることができます。
試してみてください。

ゲゲゲのゲスト

できました!
←ちなみに、この影はシナさん?

ジャガアポー

 お、よく分かりましたね!
シナモンのシルエットを使っています(汗)

フォント買う意味

とても参考になりました。
ホームページ作り始めの初心者ですが。
このサイトでヒラギノの美しさに感動して使っているんですが、
プラウザ別の確認サイトで、IEで見るとヒラギノ表示されない見たいです。
だったら数万円だしてほかのフォント買ってもIEでは表示されないと思うのですが
フォントってだったら買う意味あるんですか?
日本人はほとんどIE使ってるみたいなので。
webデザイナー目指してるならモリサワ買ってなきゃいけない、当然みたいな感じな感じなんですが。IEなら意味ないならなぜみんな買うのか?
すごい初歩的な質問だと思うのですが、教えてください。お願いします

ジャガアポー

 どもども!
当サイトではお使いのパソコンにヒラギノが搭載されている場合、ヒラギノで文字を表示するように設定してあります。
ただし、ヒラギノよりもメイリオ(WindowsVista以降のWindowsに搭載されているフォント)の方が表示優先順位が高いので、たとえヒラギノが入っているWindowsで当サイトを閲覧しても、ヒラギノで表示されることなくメイリオで表示されます。
(Windowsでヒラギノを表示すると汚く表示されるための対策です)

 サイト側が○○というフォントを表示するように設定していても、クライアント(すなわち閲覧者)が○○というフォントを持っていなければ、そのフォントでサイトを表示することはできません。
こう考えるとフォントを買うのは無意味なように感じてしまいますね。

 ただWebデザイナーといっても、個人差はありますが、様々なことに手を出さなければいけないことがあります。
たとえばバナー(広告)やロゴといった画像や、場合によってはDTP(印刷物のデザイン)も行うことがあります。
こういった場合にフォントを持っておくと、表現に幅が広がります。
(もっとも、文字を含む画像を多用するのは推奨できるものではありませんが…)

 また、最近ではWebフォントやクラウドフォントという、サイト側にフォントをおいておき、閲覧者はそのフォントをダウンロードしてページを表示するといったものが流行りつつあります。
これならば閲覧者がフォントを持っていなくても、サイト管理者の意図したフォントでページを表示させることができます。
ほとんどのWebフォントのサービスは無料ではないので、これも“フォントを購入する”必要があります(月額や年額制です)。

 したがって意図したフォントをIEで表示できないのはIEのせいではなく、ただ単にフォントを導入していないことが考えられます。
またモリサワフォントは有名ですが、持っていてもうまく使えなければ意味がありません。最近はフリーフォントでも綺麗なフォントがでてきたので、ほとんどフリーフォントでデザインしてしまうデザイナーもいますよ♪

ジャガアポー

 …書きすぎた(汗)!

ゲゲゲのゲスト

長文で解説していただき感激しています!!
クラウドフォントなんて知りませんでした。
フォント違うだけで読みやすさ、美しさ全然違うのにな~
でも普通の人フォントなんて入れてないと思うし。
MACはそう考えるとすごいな~。
すごく勉強になりました。
初歩的な質問に長文で丁寧に答えていただき
ありがとうございました(;´Д⊂)。

ゲゲゲのゲスト

この記事ではフリーフォントのM+ FONTSが見事に無かったことになってますけど、
極細ウエイトの細さがAXISとほぼ同じなので、
趣味使いでAXISの値段に到底手が届かないけど
細いのが使ってみたくなったという自分にはすごく重宝してます。

ゲゲゲのゲスト

無かったことというか
有料ものと較べて明らかにデザイン的な品質の差があるから
そもそも舞台に上がれてすらいないのだと思います
アマとプロのレベルの違いですね

ゲゲゲのゲスト

"明らか"って言うような品質差ってありますかねぇ
有料でもうーんってなるゴシック体は世にたくさんありますし
(創英の細いやつとか…)
M+FONTSを一人でデザインされてるのは元デザイナーの方だし
現物を見ずに有料=プロ&高品質・無料=アマ&低質という区切りも
乱暴な言い方かなと

もちろんここで挙がってる書体をお仕事で使ってるような方なら
フリーフォントの頼る必要すらないのは想像に難くないです

ゲゲゲのゲスト

一つ上と同じ人です。連投すいません

7月の書き込みでM+の名前を挙げてみたかったのはとにかく
「AXISと並んで一番細い」からで、この細さのものは
この2書体のほかには存在していないと思います
※iOS7でも採用された「Helvetica Neue Ultra Light」と同じ細さ
(「JTCカル」もありますが…これはライセンス含めて微妙なのでスルー)

AXISは高くてモリサワやフォントワークスほど導入されてないと思うので
もしAXISが手元になければ本当に唯一無二の存在となります
質もなかなかだと思ってます。「フリーだから質低そう」の先入観
ひとつでスルーしているのであれば、結構もったいない話です
実際に試用してみてうーんだったのであれば勿論文句ないですが

ジャガアポー

 コメントありがとうございます。
念のため、誤解のないように言っておきますと、当記事では明記されていないものの、紹介するフォントは有償フォントに焦点を当てています。これは決して無償フォントの品質を理由とするものではありません。

 『M+』は自分も数回使ったことがあるのですが、『AXIS』が手元にあると、なかなか『M+』を必要とする場面が出てこないのが現状です。。。
でもこれがフリーフォントというのはとても素晴らしいことですね!

ゲゲゲのゲスト

わざわざ明快なコメントをいただきありがとうございます。私も「M+もすごく細いんですよ! お忘れなく!」というだけで記事に不平はありません。失礼しました。

AXISをお仕事でお使いだと、ウエイト展開や路線がよく似たM+の出番ないというのはよくわかります。
しかしM+はよりモダンゴシック的で柔らかな印象の字体なので、ここをうまく使い分けるデザイナーさんが現れないかなぁと今後にちょっと期待してます。

ゲゲゲのゲスト

JTCカル1ってどうですか?
ふつうにAXISフォントを超える細さですけど、確か日本一細いとかなんとか言ってました。

ジャガアポー

 実はこの記事を書き終えたあとに『JTCカル』の存在を思い出しまして…(汗)『JTCカル1』に関しては仰るとおり“日本一細いフォント”を謳っていますので、『AXIS』よりも細いフォントに違いありません。
 誤解をうむと大変なので、記事を修正させていただきました。

ゲゲゲのPちゃん

ヒラギノ角ゴW1って欲しいけど...買うしか無いんですかね...

ジャガアポー

 そうですね〜。MacだとW3とW6しかないので買うしかないです!

ニックネーム

noto sans japaneseってどうですか?色々なウェイトが用意されていますよ!

ジャガアポー

 最近出た『源ノ角ゴシック』ですね!話しか聞いたことがないので、今度ちゃんと触ってみたいと思います。パッとサンプル画像見た限り、結構なウェイト用意されているみたいですね〜。

ゲゲゲのゲスト

この前発表されたカタオカデザインワークスの「芯」が一番細いと思います!
http://www.moji-sekkei.jp/news.html

ジャガアポー

 おぉぉ…これは細い…(笑)
普通のディスプレイだと常用は難しそうですが、Retinaディスプレイだとすごく映えそうなフォントですね!

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