『Twitter』がRSSリーダー的なサービスを開始するとRSS難民は助かる

『Twitter』関係者の皆さん、リーダー機能を実装してみてはどうでしょう？

『Googleリーダー』突然の終了宣言！

インターネット上で既に話題になっていますが、『Googleリーダー』が今年の7月1日をもってサービスを終了すると発表しました。Googleというブランドから、そしてその使いやすさからも多く支持されてきたサービスだけに、復活の署名活動も行われています。

特に『Googleリーダー』のクライアントを購入した人にとっては、7月1日以降は何の意味もなさないアプリになってしまいます。そのクライアントが『Googleリーダー』以外のリーダー系サービスに対応する可能性もありますが、別のWebサービスに移行するのも面倒くさいです。

そこで『Twitter』を運営している皆さん、この機にリーダーサービスを始めてみてはいかがでしょうか？

1. タイムラインにRSSを表示すればメリットがたくさん！

現に『Twitter』をRSS代わりに使っている人もいるかもしれませんが、そのブログを運営している人が『Twitter』のアカウントを持っていて、なおかつ記事更新時に『Twitter』に更新したことをURL付きでツイートしていなければ意味がありません。

『Twitter』がリーダー機能を実装するのであれば、今のリスト機能のように、別のページを用意して表示するスタイルが良いですね。もちろん、購読中のサイトをリストとしてまとめられる機能もほしいところ。それに加えて、タイムラインに購読中のブログの通知を流すと更におもしろくなりそうです。

リツイートもしやすいですし、なにより購読中ブログリストとタイムラインのページを頻繁に切り替える必要がなくなります。「リーダー機能使ってみたけど、結局タイムラインしか見ていない〜」となりそうなユーザも、タイムラインに購読中のブログの新着記事が流れてきたら「リーダー機能を使ってよかった！」と思えるでしょう。

リーダーサービスを使っていて多くの人にありがちなのが、いつの間にか未読数が膨大な数になってしまい、消化するのに数時間かけてしまうことです。『Twitter』はリアルタイム性が強いので、「タイムラインに流れる新着記事通知を見逃したらもう気にしないことにしよう！」と決めておけば、“消化”なんていう概念が生まれなくなります。

2. そのブログの管理人のアカウントと紐付ければ交流が盛んになる

購読されたブログの新着記事がタイムラインに表示されたときのアイコンは、そのブログのファビコンから自動的に取得する仕組みにすると良いでしょう。それに加えて、そのブログの管理人のアカウントと紐付けるシステムがあるとおもしろそうです。

そのブログに興味を持ったユーザは、そのブログの管理人にも興味を持ちますし、そのブログの管理人がフォローしている他のブログの管理人にも興味を持つかもしれません。こうして『Twitter』だけで、ブログの輪が広がっていきそうです。

“おすすめユーザ”のような、“おすすめブログ”なんていう項目を追加しても良いかもしれません。もちろん、“偽管理人アカウント”なるものと勝手に紐付けられたら大変なので、何か特別な認証方法を取る必要がありそうです。

ブログへのアクセス源として『Twitter』は見逃せない存在なので、もしこのような紐付け機能が追加されたら多くのブロガーもアカウントを作ることでしょう。『Twitter』運営側としてもユーザ数を増やすことができます。

3. Apple製品向けのRSSクライアントの認証方法が楽になる

最新の『iOS』や『OSX』はOSレベルで『Twitter』と関連付けることができます。現に、これらのOS向けの『Twitter』クライアントでログインする場合、いちいちユーザ名とパスワードを入力しなくとも“許可しますか”のメッセージで“はい”を押せば良いだけです。

もし『Twitter』がRSS機能を実装したとなると、これらのOS向けのRSSクライアントでも“はい”を押すだけで認証が完了でき、非常に楽です。

RSSリーダー機能を実装するとこのようなメリットがあるので、
ぜひとも『Twitter』の関係者の皆さん、検討してみてはいかがでしょうか！