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PCで音楽を聴く人必見!

 PCの音質を向上させる方法を6つにまとめました。

 音質は環境に大きく左右されますからね。
お金をかけずに音質を向上させてみたいです。

 今回は、お金がかからず簡単な方法から、費用がかかったり少し複雑な方法までをレベル別にまとめてみました!

 レベル別なので、自分ができる音質アップ方法までを試せますね!

レベル1. 音楽プレイヤーを変更する

 皆さんはパソコンで音楽を再生するとき、何のアプリを使っていますか?

 最近のOSには標準で音楽プレイヤーが搭載されており、Windowsでは『WindowsMediaPlayer』が、Macでは『iTunes』が搭載されています。

『iPod』の曲の管理は『iTunes』で行うことになっているため、Windows環境下であっても『iPod』をお使いの人は『iTunes』を使っていることでしょう。

 実は音楽プレイヤーによって音質が変わります
加えて、『iTunes』の音質はあまり良くありません

 『iTunes』は同社の『QuickTime』と呼ばれる再生エンジンを搭載していますが、この『QuickTime』で曲を再生するとノイズが走ったり音が割れたりとあまり音質に関しては良い評価を与えることができません

再生エンジンをユーザ自身で変更することは不可能で、再生エンジンを置き換えるアプリも一応登場しているものの、費用が掛かる上に多少面倒な作業が必要になります。

 そこで音楽プレイヤーを変更してみましょう

 僕は、Windows環境の人に『foobar2000』という音楽プレイヤーをオススメします。

数年前に、その音質の高さから多くの人が高評価を与えたことで一躍有名になったアプリです。

インストール直後の状態は、非常にシンプルなインターフェースとなっていますが、有志によって開発されたスキンを適用させることができます。

また“プラグイン”と呼ばれる拡張機能を追加することによって、より便利に、より高音質で音楽を楽しめるアプリです。

foobar2000 – 公式サイト(英語)

foobar2000 – 日本語Wiki

簡単さ ★★★★★
費用 ★★★★★
効果 ★☆☆☆☆

 最近の音楽プレイヤーは、そこまで音質の差がありません
『Foobar2000』でなくとも十分高音質に音を出力してくれる音楽プレイヤーがたくさんあります。

 『iTunes』の音割れとノイズはどうにかしてほしいものです…。

レベル2. 高音質なデータ形式で取り込む

 ほとんどの人が使っている『iTunes』は、CDから音楽を取り入れるとき“MP3”というデータ形式で音楽を保存します。

「MP3プレイヤー」という名前があるように、この“MP3”は有名で汎用性が高いデータ形式です。

 しかし“MP3”の音質はあまり良いものではありません

CDから音楽をデータとしてパソコンに取り込む際に、容量圧縮のために音質が劣化されるものとされないものがあります。

音質が劣化されてしまうデータ形式のことを『非可逆圧縮』と言い、“MP3”もこの中に含まれます。

 音質の高低が最も分かりやすい値に『ビットレート』というものがあります。
『ビットレート』の単位は“bps(bits per second)”で表されます。

 『ビットレート』って何ですか?

 転送速度を表す数値のことなのですが、ここでは「数字が大きければ大きいほど高音質」と思ってもらってかまいません

 CD音源のビットレートが 1441kbps に対して、標準状態の『iTunes』で“MP3”として音楽をデータ化した場合 128kbps まで圧縮されます

単純に言ってしまえば、「何も設定していない『iTunes』で音楽を取り込むと、CDの10分の1の音質で取り込んでいる」ということになります。

 ではどうすれば良いのか。そう、音質が劣化されないデータ形式で音楽を取り込めば良いのです。

先ほど、音質が劣化するデータ形式を『非可逆圧縮』と説明しましたが、この逆である音質が劣化しないデータ形式を『可逆圧縮(ロスレス圧縮)』と言います。

 ロスレス圧縮の代表データ形式としてあげられるのが、“FLAC”。
様々な点でメリットがあるロスレス圧縮なため、ロスレス圧縮データ形式のなかで最も汎用性があります。

可逆圧縮(ロスレス圧縮) 非可逆圧縮
FLAC, Appleロスレス, ATRAC Advanced, TAK, mp3HD…など MP3, AAC, WMA, ATRAC…など

『可逆圧縮』と『非可逆圧縮』のデータ形式(フォーマット)の例。

 しかしこの“FLAC”は『iTunes』に対応していません。

『iTunes』の開発元であるAppleは“Appleロスレス”というロスレス圧縮データ形式を開発しており、この“Appleロスレス”なら『iTunes』にも対応しています。

Appleロスレス”で音楽を取り込む方法はいたって簡単。

 CDをパソコンに挿入したら、右下の“読み込み設定”をクリック。

 次に“読み込み方法”の選択項目から、“Appleロスレス・エンコーダ”を選択。

そして“OK”ボタンを押し、読み込みを開始すると“Appleロスレス”で音楽が取り込まれます。

 ちなみに“Appleロスレス”はApple製品(iTunes、iPod、Macなど)にしか対応していません
そのため『Walkman』や『WindowsMediaPlayer』などでは“Appleロスレス”のファイルを再生できないので注意してください。

 なお『可逆圧縮』のファイルはCD音源でデータ化するため、“MP3”の10倍以上容量が大きくなります
お使いのパソコンの空き領域が少ない人、特に『iPod』などのデジタルオーディオプレイヤーを使っている人は注意してください。

 以前借りたCDを“MP3”で取り込んでしまったのですが、これを“Appleロスレス”にすることはできますか…?

 一度圧縮(音質が低下)したものを、もとの音質に戻すことはできません。
一度圧縮したら二度とCD音源には戻せない、だから『非可逆圧縮』なのです。

 じゃあCDを借り直さなきゃいけないのですね…。

 ロスレス圧縮である“FLAC”から、同じロスレス圧縮である“Appleロスレス”への変換はできますよね?

 そうですね。
CD音源をCD音源に変換しているだけなので可能です。
ロスレス圧縮データ形式(FLACなど)から、非可逆圧縮データ形式(MP3など)への変換も可能ですが、その逆はできないので気をつけてください。

 容量さえ気にしなければ、まずはロスレス圧縮でデータとして取り込んで、用途に応じて“MP3”に変換すれば効率的ですね。

簡単さ ★★★★☆
費用 ★★★★★
効果 ★★★★☆

 ここで説明した『ビットレート』などは、初心者でも分かりやすいように厳密には事実と異なる表記がされています。
より専門的で詳しいことは、ビット毎秒 – Wikipediaをご覧ください。

レベル3. WASAPI排他モードで音楽を再生する

 パソコンで音楽を再生するとき、Windows7では『Audio Engine』という部分で音の合成が行われ、スピーカーなりヘッドホンなりに音が出力されます。

音楽プレイヤーを再生したままYoutubeの動画を再生すると、2つの音が同時に聞こえてくるのもこの『Audio Engine』で処理されているからです。

 しかし『Audio Engine』によって手を加えられると、音質が劣化してしまいます。

 そこで『Audio Engine』を経由して音を出力するのではなく、音楽プレイヤーから直接スピーカーなりヘッドホンなりに音を出力させる『WASAPI排他モード』を使ってみましょう。

 『WASAPI排他モード』を使用するには、Windows7及びWindowsVista SP1以降のOSを使っていることが前提です。

なお『WASAPI排他モード』は全ての音楽プレイヤーで使えるわけではなく、対応した音楽プレイヤーでなければ使えません

Windowsに標準搭載されている『WindowsMediaPlayer』、先ほどご紹介した『foobar2000』はこの『WASAPI排他モード』に対応しているようです。

導入方法は WASAPI排他モードで音楽を再生 – DOS/V をご覧ください。

 なお『WASAPI排他モード』を使うと『Audio Engine』を経由しないため、1つのソフトウェアからしか音が聞こえなくなります

先ほど例に挙げた「音楽プレイヤーを再生したままYoutubeの動画を再生する」というのも、Youtubeの動画の音声は聞こえなくなり、音楽プレイヤーの音のみ聞こえるようになります。

簡単さ ★★★☆☆
費用 ★★★★★
効果 ★★★☆☆

レベル4. 高音質のヘッドホンを購入する

『AKG』の『Q701』。

 内部的な処理うんぬんより、出力機器であるヘッドホンやイヤホンを高音質のものにしたほうが音質の向上を体感できるでしょう。

 ヘッドホンならば『AKG』『SONY』『ゼンハイザー』がオススメです。

もしお金に余裕があるようでしたら『STAX』のヘッドホンも候補にいれてみましょう。

 『STAX』のヘッドホンって30万円近くしたような…。

 さ…30万っ!!

 ヘッドホンのようなオーディオ機器は、実際に店頭で試聴してから購入することをオススメします。

ヘッドホンが得意とするジャンルはそれぞれの製品によって異なりますし、装着感も重視したいところです。

 試聴できる店舗が近くに無い場合、インターネット上のレビューをよく見てから購入してください。

ちなみに僕は最近『AKG』の『K242HD』を購入しレビューしましたのでご参考に。

簡単さ ★★★★★
費用 ★★☆☆☆
効果 ★★★★★

レベル5. サウンドカードを購入する

『ONKYO』の『SE-300PCIE』。

 パソコンには『サウンドカード』と呼ばれるパーツが備わっており、このパーツがあるから音を出力できます。

パソコンには、『CPU』だの『メモリ』だの他のパーツを接続するための『マザーボード』という基板があり、たいていのパソコンはこの『マザーボード』に搭載されている『サウンドチップ』が使われて、音が出力されています。

この『マザーボード』上についている『サウンドチップ』は、“おまけ”みたいなもので決して音質が良いとは言えません

 そこで高品質な『サウンドチップ』を搭載している『サウンドカード』を導入してみましょう。

オススメの『サウンドカード』は、『ONKYO』の『SE-300PCIE』。

『Creative』の『Sound Blaster X-Fi Titanium』も売れているようですが、もともとこの『Sound Blaster』シリーズはゲーム向けのブランドですので、僕はオススメできません。

 ただパソコンの中身をいじるため、多少の知識を必要とします。

加えてメーカー製のパソコンなど、中身をいじることを前提とされていないパソコンは取り付けられない可能性が高いので注意してください。

簡単さ ★★☆☆☆
費用 ★★★☆☆
効果 ★★★☆☆

 アポー先輩~!
パソコンについてよく分からないので、もっと簡単に搭載できる機械ないんですか?

 そんなシナさんには『ヘッドホンアンプ』が向いているかと思います。

 『サウンドカード』以上の音質を求めている人や、ノートパソコン・『サウンドカード』を取り付けられない人は、次の『ヘッドホンアンプ』についてをお読みください。

レベル6. ヘッドホンアンプを購入する

『Audinst』の『HUD-mx1』。

 上記の『サウンドカード』が物理的にも知識的にも取り付けられない人や、それ以上の音質を期待したい人は『ヘッドホンアンプ』の購入を考えてみてはどうでしょうか。

 外付けの『ヘッドホンアンプ』はインターフェースがUSBなので、簡単にパソコンと接続できます。

そもそも『アンプ』は音量を増幅させる機械なのですが、パソコンで再生するよりノイズが入らなかったり低音を強調させたりと、音量増幅だけでなく音質向上にも使われます。

 『ヘッドホンアンプ』はピンからキリまでありますが、1万円以下のものはただ単に音量を増幅させるだけと考えた方が良いでしょう。

最低でも2万円、可能ならば4万円以上の『ヘッドホンアンプ』を購入してみてください。

 もしあなたが高価で高音質なヘッドホンを持っているのであれば、『ヘッドホンアンプ』の購入は必須です。

ヘッドホンの性能を100%発揮したいのであれば『ヘッドホンアンプ』を使いましょう。

 ちなみに高価なスピーカーを持っている人は『ヘッドホンアンプ』は必要ありません

高価なスピーカーにはあらかじめ『アンプ』が内蔵されているからです。

 費用はかかりますが、一生物と考えて奮発してみてはいかがでしょうか。

簡単さ ★★★★☆
費用 ★☆☆☆☆
効果 ★★★★☆

 音質向上のためにお金をかけたらキリがないので、予算をしっかりと立てて自分が満足できる環境を築きましょう。

あとがき

 いやー、音にこだわったらキリがないですね。ホント。

 そうですよね。
高価なヘッドホンを購入した直後は良いのですが、慣れてしまうとそのヘッドホンの素晴らしさに気づけなくなってしまいます。
とはいえ前の値段が安いヘッドホンには戻れないという…。

 アポー先輩~!
ちょうど『iPod』付属のイヤホンが壊れてしまったのですが、付属のイヤホンを売っている店って近くにありますか?

うーん…、『iPod』の付属のイヤホンに特別なこだわりがなければ、他のイヤホンに買い換えることをオススメしますよ…。

 『iPod』の付属のイヤホンは本当に音質がひどいからねぇ…。そこらに売ってるイヤホンの方が、数倍良い音を出してくれるよ。

 えっ!そうなの!?

 『iTunes』といい『iPod』といい、Appleのオーディオ機器は非常に使いやすいのですが、肝心の音質があまり良いものではないですからね…。
そろそろ音質にも力を入れて欲しいなぁ…。

 まぁ「音楽の素晴らしさを伝える」というより、「音楽を身近なものにする」という考えなら、Appleのやり方は大成功だと思いますけどね。
実際に『iPod』は大成功したわけですが…。

 今が絶好調なAppleだからこそ、様々な点を強化していって欲しいですね。

 それでは今回はこの辺で!

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コメント

匿名

2012年02月19日 21:27

ヘッドホンの画像ですが、「K701」ではなく「Q701」ではないでしょうか?

ジャガアポー

2012年02月19日 22:18

 おぉぅっ!こりゃ失礼いたしました…。

修正しておきました。ご丁寧にご指摘ありがとうございますっ!

KEN

2012年02月19日 22:35

僕の使っている音楽プレイヤーはAIMP2なのですが、
やっぱり拡張性のあるfoobar2000のほうがいいですかね?

とある学生の暇人

2012年02月19日 23:11

本日、二回目の投稿となりますっ!
自分的にMac用の音楽プレーヤーも紹介して欲しかったです!
確かにiTunesは音が悪くノイズ?みたいなMacの作動音的なものが入るので
何かいいのがあるなら乗り換えたいですっ!

T62

2012年02月20日 9:02

foobar2000は拡張性がかなり高いのでいじって楽しいですよね!
あまりにもカスタマイズできるので悩みますw

しかし、初心者にはちと扱いが難しいのではないでしょうか?

ジャガアポー

2012年02月20日 11:49

 どうもコメントありがとうございます、KENさん!

 『AIMP』も面白いスキンがたくさんあって、なかなか良いですよね。
少し調べてみたところ、どうやら『AIMP3』で『WASAPI排他モード』及び『ASIO』に対応しているようです。

 『ASIO』は『WASAPI』と似たような機能です。
詳しいことはコチラ。
 → http://bit.ly/xoHJ1V

 ただ『WASAPI』にも一応対応しているのですが、共有モードでの対応となっているのは注意が必要です。

ジャガアポー

2012年02月20日 11:53

 どもどもっ、コメントありがとうございます。とある学生の暇人さん。

 そうですねぇ…僕がMacをメインパソコンとして使っていた頃は『Songbird』というものを使っていました。

 別名「黒い『iTunes』」と言われるほど、『iTunes』とインターフェースが似ているため、使いやすく、それでいて拡張機能も豊富です。

 『Songbird』はWindowsにも対応しているので、MacからWindowsへ移行する場合は簡単にデータを移せます。

 SongBird
http://getsongbird.com/

ジャガアポー

2012年02月20日 11:55

 コメントありがとうございます、T62さん。

 そうですね~、『foobar2000』はスキン(見た目)だけでなく追加機能も豊富なのでとても使いやすいです。

 少し初心者には敷居が高いと思いますが、今ではインターネット上に追加方法がたくさん記載されているので助かります。

 インターネットって便利ですねぇ~(笑)

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